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航空機とホテルだけのツアーにして、最初の5日間は長年文通していたSusanaの家(ゴールドコースト)に泊めてもらいました。ホントにホントにありがとう。今回のこの旅行は一人で行くはずだったのが、なぜか私の元生徒で現在学芸大の学生、当時予備校生の19歳の目黒君がいっしょということになって・・・でも終わってから思いました。やっぱり旅は道連れだよね。 |
City Sights のバス停 | 初日はブリスベーンの市内観光。ブリスベーンはあまり大きな都市ではないので1日あれば網羅できます。City
Sights Bus という市内を循環しているバスを利用すると自分たちオリジナルのツアーをすることができます。1日何度でも利用でき、どこで降りても乗っても自由なチケットが15ドル。左の写真はそのバスのバス停です。ほかにもいっぱいバスが走っているけど、City
Sights というこの看板のこのバス停だけからしか乗れません。バス停からバス停までの距離が短いのでボーっとしていて乗り過ごしてしまったことも。 午後からは同じバス停からCity Heights と言うのが7ドルで乗れるのでそれで市街を一望できるMt.Coot-tha(マウントクーサ)へ。運転手さんが面白い人で昼間はバスの運転手兼ガイド、夜は俳優になって舞台に立つというので、そのポスターも見せてもらいました。思わず「そっくりさん?」と聞いてしまった。コンラッド・トレジャリー・カジノに入ろうとしたところ目黒君がぞうり履きで拒否されてしまった。(普通飛行機にこんなものはいてのるかなあ?)2日目、スニーカーで行ったところ、今度はどう見ても未青年なので身分証明書を見せろと言われた。しかしこともあろうにパスポートをSusanaの家においてきてしまった。4日目、スニーカーで、パスポートもばっちり今度こそ!と意気込んで行ったら、何も聞かれずすんなり入れてしまった。もっとも3度目はゴールドコーストのカジノだったので、場所によって厳しい所とそうでない所があるってことですね。 |
ローンパイン・コアラ・ サンクチュアリー |
2日目はローンパイン・コアラ・サンクチュアリーにブリスベーン川をフェリーに乗って行きました。ここはコアラを抱っこできて、写真も取れます。サウスバンクはエキスポ跡地にできたテーマパークがあってコアラに会いにいった後散策。この日は電車でゴールドコーストまで帰ったのですが、切符売り場のオーストラリア人がなまっていて、”eye
twenty" と言われて良くわからなかったのですが、オーストラリア英語の法則を思い出しました。つまり"ei"
は "ai"に変わる・・・と言うことで "eight-twenty" でした。つまり8ドル20セントの電車賃を払ってゴールドコーストに戻ってきました。そこでタクシーを呼んだのですが、タクシー専用の電話ボックスがあって、1ドル入れてタクシーを予約すると、予約カードが出てきて、それと同時にその1ドルは戻って来る仕組みでした。。タクシーの呼び方もわからなかったので、電車の中で隣になったオーストラリアの女性にへばりついて教えてもらった。それというのも昼間レストランを探してだいぶうろうろしてしまったので、もううろうろするのはこりごりと思ったから。オーストラリア英語では、その他、キャフェテリアでハンバーガーを頼んだら”・・・・white・・・・・”と言われて「なんのこっちゃ?」って感じだったんだけど、実はwhite
ではなくて wait だった。white の最初の h は発音しない場合も多いので そう聞こえたのです。その後Susanaの家で夜一人でみんなが帰ってくるのを待っていたときテレビを見ていたらテレビのアナウンサーもみんなオーストラリア英語でしっかりなまっていました。と言うか、オーストラリアの標準語なわけです。 |
カランビン | 3日目は土曜日でSusanaとご主人(日本人)の仕事が休みで、スピッツ、メインビーチ、サーファーズパラダイスと、案内してもらいました。スピッツ、メインビーチは現地に住む人たちだけが来る場所だそうです。季節は日本と逆になるのでまだ泳ぐのにはちょっと寒い感じだったけど、中には泳いでいる人たちも、またダイビングをしている人たちもいました。どうも向こうの人たちは体感温度が違うみたいです。この日は現地の人たちが行くレストラン、地方のデパート等に行きました。レストランでは好きな肉をカウンターで選ぶとその場で焼いてくれて、とにかく一人前が大きかったのですが、観光者相手の所ではないので、すごく安かったです。4日目はカランビンで乗馬初体験。バーベキューランチつきの日本人向けのツアーでした。私の馬はJoy というオス馬で、卓君のはパラメタと言う名前のメス馬。私の方が小さいのに馬が大きくて、彼は私よりだいぶ大きいのにずっと馬は小さくて、「俺の馬はしょぼい・・・」と彼は文句たらたら。しかし馬の性格、性別などちゃんと考えて選んでくれているんだから、交換しちゃだめと言われました。運動神経が抜群に悪い私は馬から振り落とされるんじゃないかと心中不安だったけど、ぜんぜん平気。でも実は観光者向けのこのお馬たちはちゃんと訓練されていて、へたくそ相手でも関係ないと言うのが真相。ヘルメットをかぶらされて気に入らなかったんだけど、意外に乗馬姿がかっこよく決まっていて大満足。 |
シーワールド |
5日目は Sea World と言うマリンパークへ。イルカやアシカのショーや、水上スキー等いろんな、アトラクションが見られます。中はとても広く、場所から場所への移動はモノレールを使います。昨日Susana が自家製のスコーンを食べさせてくれて、すっかりスコーンが好きになってしまったのですが、ここでスコーンを見つけてすっかりうれしくなって注文しました。スコーンにはジャムとたっぷりの生クリームが添えてあって、この生クリームがすごく合うんです。日本に帰ってからスコーンにしばらくはまりましたが、オーストラリアで食べたスコーンはもっとずっと素朴な味がして懐かしいです。ああ食べたい・・・。左の写真は実は私の隠し子・・・なんてことはありません。この日は卓君がサーフィンに行ったので別行動。写真を撮ってくれる人がいなかったので、通り掛かりの人にシャッターを押してもらったら、その人の子供が、いっしょに写真に入ってきてあんまりかわいいのでいっしょに撮ってもらいました。それにしても2人の服装がなぜか申し合わせたように妙にコーディネイトされている。やっぱり隠し子・・・??一方卓君は、寒くて大変で早々に引き上げてきたものの、帰り道迷子になってあちこち訪ね歩き、英語の知識とジェスチャーその他総動員して大変なめにあったのがとっても良かったみたいです。 |
オペラハウス | 6日目、飛行機でシドニーへ。写真でだけなら何度でも見たことのある、かのオペラハウスに行き、内部のツアーに参加。ついた時間が遅かったので、4時からのツアーになりました。その後ホテルに帰り、ホテル周辺キングスクロスという場所近くのパブに入ってカクテルを飲んで深夜まで、だいぶ酔っぱらいました。(私はビールもウイスキーもあまり得意ではないのでもっぱらカクテルばかりで、「まるでお子さまだ」と言われています。)私の左はアメリカ人の旅行者、卓君の右隣にはオーストラリア人がいて盛んに話しかけてきました。そのオーストラリア人はシドニーには月に一回くらい出て来ると言ってたけど、オーストラリアなまりがひどくて、なかなか骨が折れました。たいてい2,3回は聞き返してたものだから、"You
are hard to understand." なんて言われちゃって、「おいおいそれはあんたでしょ?」・・・だってもう一人のアメリカ人旅行者とはちゃんと普通に通じてるんだから。私が自分の年をばらすと、「20代かと思ったよ、日本女性は年齢をあらわさないね。」としきりに誉められいい気分。(で、「ホントは幾つなんだ?」って?ええと・・・精神は20歳・・・)生演奏の音楽が流れ、とってもいい感じだった。一人だったらきっと夜は怖くてホテルにこもっていたことでしょう。あるホテルのバーで"........dollars
B4 11p.m." と書いた看板が出ていてちょっと立ち止まって考えたんですが、これって
"before 11.p.m." のことだったんですね。「11時前は・・・・ドルでビール飲み放題」って。激安だったのは覚えてるけどいくらだったかなあ・・・とにかく地下4階ではありません。 |
QVB(クイーンビクトリア ビルディング) |
7日目。市内をあちこち。カセドラル、タウンホール、シドニー水族館、シドニータワー、等など。シドニー水族館では日本からの修学旅行生の一団に会いました。シドニーは3泊しましたが、シティレイルという市内を走っている電車があって、毎日同じ場所、同じプラットフォームから同じ方向に向かって電車に乗っているにもかかわらず毎回道がわからなくなって、卓君には大いにあきれられました。Queen
Victoria Building (通称QVB) と言うショッピングセンターがあってそこは世界一エレガントなショッピングセンターと言われているんだそうですが、ビザンチン宮殿を模して作られたクラシックな建物。左の写真はQVBの中、ギターを弾いている彼の姿がいけてたので、思わずぱちり。その奥、右側に見えているのですが、トイレでした。市内はシドニーオリンピックに向けてあちこち工事をしていたのでそれが美観を損ねていて残念だったけど、古くてヨーロッパ風の建物がたくさん並んでいて歩いてるだけでうれしかった。天文台で夜空観測のツアーがあると言うので天文台に行ってみたら、この日の5:00しか空いてないと言われその夜出かけました。ルネッサンス様式のレンガの建物で内部もいろいろ興味深い展示の数々がありました。その日は天気が悪かったのですが、木星がくっきり。ツアーはたった2ドル。ただし全部英語。きっとあんまり日本人は来ないんだろうなあ。 |
QVBの中でアボリジニーの民芸品とかの小物を扱っているお店のオーナーと記念撮影。ここでアボリジニーのコースターをいっぱい買いました。同じものがほかの店の半額で売っていたので。この顔のオーナーのいる店を見つけて行ってみて。いいものいっぱいあるから。個人旅行用ガイドブックで見てフィリップス・フートと言うレストランに行きました。自分で肉を選んでカウンターで注文をすると、生の肉を皿にのせてくれるので、それを大きなグリルの所に持っていって自分で網の上にのせて好きな具合に焼くのです。シドニーに旅行する時はぜひ探して行ってみて。これ一軒しかないそうです。私はティーボーンステーキを食べたんですが、あんまり大きいので最初、二人で1人前にしておけば良かったとちょっと後悔したけど、結局全部平らげました。各種のサラダやフルーツ、ポテトは食べ放題で、自分でもびっくりするほどよく食べました。しかし一人前の量はやっぱりどこのレストランでも多くて、卓君はだんだん食欲が失せていっ たようです。きっと無理して毎回全部食べてたからでしょう。一方、私は日が経つに連れてだんだん食欲が旺盛になっていったのですが、私の適応能力が優れていたのでしょうか?ハードロックカフェーを真似たようなハリウッドカフェ(だったかなあ?)に行ってみました。確かできたばかりとか聞きました。店内には大きなスクリーンもあり、映画で使った小物や衣装が随所に飾ってあって、飲み物には映画のタイトルがついていました。私は"Pretty in Pink"を頼み、卓君は"Jurassic Park"。どちらもいろんなフルーツが入ったジュースでした。 | |
ブルーマウンテンズ |
8日目。ブルーマウンテンズ国立公園へ。オーストラリアのグランドキャニオンと呼ばれているそうです。この山の大半はユーカリの木で、ユーカリの葉の油が天気の良い日には蒸発して太陽の光線にあたってブルーに見えるのだそうです。確か65ドルくらいで、レストランでの食べ放題バイキングランチがついていて、それがすごくおいしくて馬鹿食いしてしまった。私だけでなくその日のツアーのメンバーは全員がバカ食いをして、ガイド兼ドライバーを唖然とさせてしまったのですが、どうやら最年少の卓君が食欲もりもりで際限なく食べ続けるのを見て、他のメンバーもついつられて食べてしまったというのが真相だと私は思っています。左の写真は卓君。(勝手に載せてごめん。)ブルーマウンテンに行く途中、2000年オリンピックの開催地も見てきました。日本の大林組が建設を請け負ってやってるんだそうです。最初オーストラリアの建設会社が請け負ったらしいのですが、2年たった後もいっこうに建設が進まず、これでは2000年までに間に合わないと焦って、急きょオーストラリア政府が日本の大林組に発注してしまったとかいう話を聞きま した。ブルーマウンテンズに行く途中立ち寄った高原の町ルーラは、かわいらしい町で、私は行ったことないからわからないけど、日本で言うと軽井沢みたいな雰囲気らしいですよ。 |
ユーカリがいっぱいあるので野生のコアラもいっぱい住んでいるそうです。この景色が目の届く限り続いているのです。これこそパノラマでとるにふさわしい光景と思ったけど、それでもあの広大さは伝わらないだろうなあ・・・ |
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スリーシスターズ |
左の写真はスリーシスターズという3つの奇岩。これは実は魔法をかけられて岩になったアボリジニーの三人姉妹で、いつかまた人間の姿に返ると彼らは信じているそうです。谷を下る最大傾斜角度52度というトロッコがあって、乗りましたが、見てるとほぼまっすぐに落ちて行くと言う感じで、みんな「キャーッ!」という悲鳴とともに落ちて行くのです。こともあろうにその一番前の席になってしまって、卓君、「やったー、やったー」とはしゃぎまくり、一方ジェットコースターが大の苦手の私は乗るまでびびりまくり。「いざとなったらしがみついてもいい?」と確約を取ってから乗ったけど、実際はスピードがゆっくりだったので思ったほど、怖くなかったです。しがみつかれ損ねて卓君はさぞほっとしたことでしょう。帰りは向きが変わらないので逆さにつるされる感じで上がって行ったので、そっちのほうが怖かったです。 |
9日目は終日雨。Manlyにフェリーで行ってみましたが、いろんなお店を覗いて、帰って来ました。最後の晩餐はリッチにいこうとガイドブックで調べて、The
Waterfront Restaurant というサーキュラーキーのレストランに入ったものの、料理が出てくるのが遅く、帰りの飛行機の時間が迫っていたので、掻き込むように食べ、半分以上残してしまったのが、この旅行最大の失策でありました。すごく高かったのに・・・と言うわけで最後の日は雨で、このレストランの失敗のほかに、マンリーで卓君が時計をなくして雨のマンリーを走り回るというアクシデントもあり、なんだか悲惨な一日になりました。この10日間の旅行でドジと方向音痴がばれ、先生だったはずの私の権威はどこへやら、2日目あたりでお友達モード、後半は立場が逆転、彼のほうが保護者のようなムードなってしまった。さらに次の日成田エキスプレスでボサーっとしていて荷物を1個置き忘れてしまって、おっちょこちょいの私にふさわしくドジの駄目押しで締めくくりとなりました。最後にブリスベーンのBotanical Garden でとった写真です。 Many thanks to Susana and Yosuke!! I'll never forget your kindness and hospitality. |